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歯の治療に使用するのは銀歯だけではない!白い詰め物について知ろう!

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虫歯の治療や歯を失ってしまった後、詰め物や被せ物をしますよね。保険治療の奥歯は、銀歯になってしまうのが一般的です。しかし、白い素材でも治療できることをご存知ですか。白い素材で治療できれば、会話中に銀歯が目立つこともないでしょう。

これから、歯の治療に用いられる白い詰め物や被せ物について、特徴や料金などをご紹介します。

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保険治療で入れられる白い詰め物とは?

保険治療の範囲内で入れられる白い詰め物として、「コンポジットレジン修復」というものがあります。これは、小さい虫歯を削った後に、コンポジットレジンを詰める方法です。固形や液体状のコンポジットレジンを流し込み、光照射をして固めます。

コンポジットレジン修復は、どの部位においても保険適用内で行うことが可能です。ただし、大きい虫歯や全体的に溶けている歯には適用できません。コンポジットレジン修復は、歯の部位によって料金が異なり、1本当たり500円~1,500円前後で治療できます。

前歯は保険適用内で、「前装冠」と呼ばれる白い被せ物が作れます。前面部は硬質レジンで、裏側は金属です。土台は金属でできていて、見える部分に硬質レジンが貼りついています。料金は保険適用で5,000円~7,000円です。

前装冠は差し歯や連結冠で使用されますが、噛み合わせによってはヒビや割れが起こる場合があります。また、白い部分が着色しやすいです。前装冠に不安がある時には、強度がある素材でできた自費治療を勧められます。

CAD/CAMで作ったものなら奥歯の白い歯も保険適用!

保険制度の改正によって、「CAD/CAM」で作成した奥歯に関しては、白い被せ物でも保険適用になりました。ただし、前から4番目の「第一小臼歯」と5番目の「第二小臼歯」、6番目の「第一大臼歯」に限ります。また、7番目にある第二大臼歯が4本とも残っている場合に適用可能です。

しかし、患者さんの噛み合わせによっては、強い力がかかる場合もあり、歯科医師が不適用と判断する場合もあります。CAD/CAMはコンピューター技術を使って、機械で被せ物を作る手法です。材料は「ハイブリッドセラミック」で、セラミックとレジンが混ざったものになります。

1本当たりの料金相場は、保険適用で5,000円~10,000円です。

白い歯にする自費治療1「メタルボンド冠」

本来なら銀歯になる部分でも、自費治療で白い詰め物や被せ物になります。一般的には、「セラミック」を使ったものです。白い部分をセラミックにすることで、見た目がいい艶やかな被せ物になります。白い部分はセラミックでも、強度を意識して裏側は金属になるのが「メタルボンド前装冠」です。

メタルボンド前装冠は1本当たり5万円~10万円になります。メタルボンド前装冠のメリットは、強度があり、噛み合わせが強い人や部位にも使えることです。ただし、歯ぐきと金属が隣接するため、境目が黒くなる場合もあります。

白い歯にする自費治療2「オールセラミック」

金属を全く使わない被せ物として、「オールセラミック」があります。オールセラミックは光を透過でき、自然な見た目になることが特徴です。また、金属を使っていないため、金属アレルギーの心配もありません。歯ぐきとのなじみが良く、周辺組織の健康が維持できます。

ただし、セラミックは脆いという特徴があり、噛み合わせ状態によっては適用不可と判断される場合もあるでしょう。オールセラミックは自費治療になるため、歯科医院ごとに料金は異なります。部位によっても異なりますが、1本当たり7万円~12万円が相場です。

白い歯にする自費治療3「ジルコニア」

「ジルコニア」も金属を使わない素材です。ジルコニアは生体親和性が良く、歯科以外の医療分野でも用いられています。ジルコニアはセラミックよりも耐熱性や強度が高く、頑丈であることが特徴です。また、セラミックよりも透明度が高く、本来の歯に近い見た目になります。

強度が高いため、噛む力が強い人や歯ぎしりが多い人にも適用できるでしょう。ジルコニアは、CAD/CAMという機械で作成するのが一般的です。3Dコピーした形を削り出すため、複雑すぎる形態には対応できない場合もあります。

ジルコニアも自費治療で、歯科医院や部位によって料金が異なりますが、1本当たり10万円~15万円が相場です。メタルボンド冠やオールセラミック冠よりも、料金は高い傾向があります。

銀歯ではなく白い詰め物や被せ物にするメリットとは?

白い詰め物や被せ物による治療をすることで、自然な見た目になることがメリットです。特に、下の奥歯に銀歯が入っていると、話している時に見えてしまいます。そして、銀歯がコンプレックスになる人もいるでしょう。白い詰め物や被せ物は、自分の歯と似た色や形にできます。

透明感や艶もあり、前歯や奥歯が自然な見た目になるのです。また、オールセラミックやジルコニアは生体親和性が良く、身体への影響がほとんどありません。金属を使ったものは、金属アレルギーのリスクや歯ぐきの変色というリスクがあります。

白い歯は金属を使わないため、アレルギーや変色のリスクが少ないのはメリットです。セラミックやジルコニアは、変色しにくいこともメリットです。前歯の保険治療で使われる硬質レジン前装冠は、徐々にレジン部分が変色してしまいます。

色が濃い食品や飲み物によって変色してしまうのは避けられません。また、硬質レジンは傷もつきやすく、その部分に汚れがついたり、変色したりする場合もあります。一方、セラミックやジルコニアの表面はつるつるしていて、傷がつきにくいです。

汚れや着色もすぐに落ちるため、経年劣化による変色はほぼないとされています。

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治療中でなくても、銀歯から白い歯へ変更することもできる!

すでに銀歯を入れていても、白い歯へ変更することは可能です。ただし、部位や銀歯の大きさによって適用できるか異なるため、歯科医院に相談し、白い歯に変更できるか聞いてみるといいでしょう。また、しっかりと接着している銀歯を削って取り除き、新しい白い詰め物や被せ物を作成するのが一般的です。

よって、削る量が多くなることもあるため、注意しましょう。すでに入れた銀歯による金属アレルギーで悩んでいる時には、早めに相談することで、悩みを解消できる場合もあります。

白い詰め物や被せ物について知り、検討してみよう!

歯科治療の白い歯は、保険適用だと部位や素材が決まっています。自費治療はメタルボンド冠やオールセラミック・ジルコニアなどがあり、それぞれ特徴や料金が異なるため、十分に理解してから決めるといいでしょう。白い歯にすることで、見た目や強度などが良くなり、使い勝手も向上します。

これを参考に、白い歯を検討してみてください。

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